国家統計局が17日に発表した報告によると、世界経済の成長に対する中国経済の貢献率(各国GDPの増加量と世界GDPの増加量との比)は06年までに14.5%にまで上昇し、米国(22.8%)に次いで第2位となった。ユーロ圏を1.4ポイント、日本を6.7ポイント上回る貢献率だ。世界経済の成長に対する中国経済の貢献率は1978年にはわずか2.3%で、米国より35ポイント、日本より15.9ポイント、現在のユーロ圏より13.6ポイント低かった。「京華時報」が伝えた。
中国のGDPが世界のGDPに占める割合は1978年の1.8%から2007年の6.0%にまで増加し、4.2ポイントの増加幅となった。中国のGDPは1978年のわずか1473億ドルから2007年の3万2801億ドルに上がった。中国のGDPは2000年、イタリアを超えて世界6位となり、米国の12.3%、日本の25.7%、ドイツの63.1%、英国の83.1%、フランスの90.2%になった。2005年には英国とフランスを超えて世界4位となり、米国の18.1%、日本の49.3%、ドイツの80.5%になった。2007年には依然として世界4位だったものの、ドイツの99.5%にまで追い上げた。1979年から2007年までの中国経済の成長率は年間平均9.8%に達し、同期の世界経済の年間平均成長率を6.8ポイント上回った。
世界経済の成長に対する中国経済の貢献率が高まるにつれ、世界経済を引っ張る作用も大きく強まった。1978年の世界のGDPは4.4%の成長となったが、そのうち中国経済の貢献は0.1ポイントにすぎなかった。それに対し、米国経済の貢献は1.64ポイントと3分の1以上を占めていた。2006年の世界のGDPは3.8%の成長となったが、そのうち中国経済の貢献は0.55ポイントに高まり、米国に次ぐ世界2位となった。
「人民網日本語版」2008年11月18日
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