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富豪出身校調査:北京大学は億万長者の揺りかご
発信時間: 2008-12-26 | チャイナネット

中国同窓会ネットの大学評価課題グループは、1999年から2008年にかけて中国富豪番付に入った約1500人の出身校について調査を行った。調査結果では、北京大学の卒業者は最多の35人で、2位より10人以上多く、中国富豪出身大学番付の首位を占めた。

北京大学図書館

中国同窓会ネットの大学評価課題グループは、1999年から2008年にかけて中国富豪番付に入った約1500人の出身校について調査を行った。その結果、約30%の約140人が大学や大学院などの高等教育機関を卒業し、海外留学経験者もいた。

調査結果では、北京大学の卒業者は最多の35人で、2位より10人以上多く、中国富豪出身大学番付の首位を占めた。また同校卒業者の財産の合計も1000億元を上回り、北京大学は確実に中国の「億万長者の揺りかご」になっている。その中には、新浪ネット創始者の王志東氏や、新東方教育科学技術グループ理事長の兪敏洪氏、「体操の王子」と呼ばれる李寧スポーツ用品有限会社理事長の李寧氏など様々な分野で活躍しており、将来性も一番高い。

2位の浙江大学は23人、3位の清華大学は22人で、復旦大学は4位、中国人民大学は5位、その後には中南大学、華南理工大学、上海交通大学が続いている。

中国同窓会ネットの大学評価課題グループ首席専門家の蔡言厚教授は、富豪の多くは学んでいた大学の看板学科を卒業しており、理工系の人が多いと指摘する。また北京大学や清華大学、浙江大学のような総合大学は、理科系の単科大学に比べて富豪の企業家を出す上でより優位にあり、富豪の上位には総合大学出身者が多い。

「チャイナネット」2008年12月26日

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