ホーム>>経済>>視点
「TD-SCDMA」は海外規格に勝てるか?
発信時間: 2009-01-09 | チャイナネット

▽「TD-SCDMA」は海外規格に勝てるか

 中国では1Gと2Gの時代、欧州「GSM」と米国「CDMA」の通信規格が利用されていた。中国の従来からの通信キャリアである中国移動が3G時代に向け、中国の自主開発した「TD-SCDMA」のライセンスを獲得し、大きな希望を寄せられている。

 国際的にすでに成熟している欧州規格と米国規格のライセンスが同時に発給されたことは、中国移動に大きなプレッシャーを与えている。中国電信によると、「CDMA2000」へのランクアップは「CDMA」のベースステーションに2つの機能基板を増設するだけで可能だ。新たなステーションの設置場所も探す必要がなく、ネットワークのランクアップはすばやく実現できる。中国聯通によると、「GSM」と「WCDMA」の機械設備は約70%の共通点を持っており、「WCDMA」を全国的なネットワークとするにはそれほど時間がかからない。

 中国移動はこれまでに、10都市で運営されている「TD-SCDMA」の試験ネットワークを土台として、既存の2Gネットワークと「TD-SCDMA」との中心ネットワークの統合を果たした。2Gユーザーは電話番号やカードの交換や新規の登録をすることなく3G対応携帯を使うだけで3Gサービスを利用できるようになる。「TD-SCDMA」の二期プロジェクトも全面的に展開され、09年6月には28都市で新たに「TD-SCDMA」のネットワークが利用可能となる。

 ほかの規格と同じスタートラインから始めた場合、中国自前の規格である「TD-SCDMA」に勝ち目はあるのだろうか。中国聯通科技委の劉韻潔・主任は、3Gライセンス発給で「TD-SCDMA」は今後さらに発展していくはずだと語る。「TD-SCDMA」の発展が滞っていたのは、各方面が様子見の状態で、大量の投資が行われなかったためだ。ライセンスの発給によって退路が断たれた通信キャリアは、「TD-SCDMA」の発展に尽力していくと考えられる。

 中国移動の王建宙・総経理によると、3Gライセンスの発給によって、中国が核心部分の知財権を持つ「TD-SCDMA」の発展は新たな段階に入った。中国移動は今後、さらなる自主革新を進め、「TD-SCDMA」の発展を自己の任務として、「TD-SCDMA」の建設と運営に力を入れ、内需の牽引(けんいん)と安定的で急速な経済発展の促進に積極的な貢献をしていく構えだ。

 中国移動の計画によると、「TD-SCDMA」は2011年までに全国の地級市すべてをカバーするようになる。中国移動はすでに、3Gブランドのマークと専用番号を打ち出し、さまざまな手段を用いて「TD-SCDMA」の市場普及を促進している。ユーザーの使用を便利にするため、「TD-SCDMA」と「GSM」の通信料には同一基準が適用され、各プランの種類や料金なども同じとなる。販売ルートやサービス資源なども新旧規格での共用がはかられる。消費者の関心が高い「TD-SCDMA」の携帯端末の問題も大きな前進を果たしている。「TD-SCDMA」の3G時代の成功に期待がかかる。

 「人民網日本語版」2009年1月9日

     1   2   3  


  関連記事
  同コラムの最新記事

· チベットの総合財政力、50年で350倍に

· 珠江デルタ発展計画綱要の実施には重大な意義

· 09年、日本の自動車市場は踊り場に

· バブル終わり、新段階へ 09年証券市場展望

· 「TD-SCDMA」は海外規格に勝てるか?