国務院新聞弁公室は2日午前、発表されたばかりの中央一号文書についてのブリーフィングを行った。中央財政経済指導グループ弁公室の副主任と中央農村工作指導グループ弁公室の主任を務める陳錫文氏が、農業と農村の発展を指導する中央一号文書を解読し、農業の安定発展維持や農民工(出稼ぎ労働者)の就職などの状況を紹介した。
陳氏によると、中国の農業・農村の経済活動は08年、総体的に非常に良好な動きを見せ、人々の予想を超えるものとなった。
農民の一人当たりの純収入は4761元に達し、07年の4140元を621元上回った。「農民の年収増加の絶対額は08年、中国史上最大となった」。陳氏によると、年収増加がこれまで最高だったのは、06年から553元増えた07年だった。「農民一人当たりの純収入の名目増加率は15%にのぼった。物価の変動を考慮しても、増加率は8%に達している。総体的に言って、農民の収入レベルは新たな歴史的段階に入ったと言える」。
また陳氏によると、農業の発展は昨年、非常に大きな成果を見せた。綿花を除いた全ての主要農産物は前年に比べて増産し、単位面積当たりの生産高も明らかに上がっている。「単位面積当たりの穀物生産高は昨年、1ムー(6.667アール)当たり330キロに達し、03年より30キロ増えた」。
「人民網日本語版」2009年2月3日