海外での合資が困難な国内メーカー
中国の自動車メーカーは30年の合弁を経験しているにもかかわらず、海外投資の経験と実力を培うことができていない。賈新光氏によると、世界の大型自動車メーカーと比べれば、中国メーカーは海外投資の分野で適応能力に欠けている。GMやトヨタなどの大企業は市場参入前に大量の研究調査を行うが、中国メーカーにはそれができない。
ロシアは07年から、自動車産業の輸入とCKD方式の組立生産を制限する政策を打ち出した。中国の自動車メーカーはこれにより大きな影響を受けた。中国メーカーの合資協力での適応能力が不足していることを示している。だが賈氏によれば、中国自動車メーカーの製品開発能力と技術レベルを高める合弁方式は依然として利益のあるやり方だ。
グローバル自動車メーカーの各社が次々と中国市場をターゲットとする中で、新たなコンセプトや新たな技術による車種の導入も徐々に増えている。中国市場には質的なランクアップが訪れようとしている。業界の人々はこれについて、中国本土の自動車ブランドは国内市場のシェアを守るだけで、国際競争に参加したことになるし、学ぶためのモデルもたくさんある。合弁方式はモデルとなる効果をまだ生んではいないが、中国自動車の成長の道はまだ長い。
「人民網日本語版」2009年2月9日
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