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中国、自動車大国への道のりはなお遠い
発信時間: 2009-02-13 | チャイナネット

▽今年、新車の販売台数が米国を追い抜くかはまだ未定

自動車産業は経済成長、内需牽引、雇用提供にとって重要な意義をもつ。金融危機発生後、各国政府は相次ぎ自動車市場の救済措置を打ち出した。米政府は三大自動車グループに金融支援を提供するほか、消費者に優遇ローンを提供して自動車購入を後押ししている。

国民発展研究センターの専門家は、中国と米国はどこよりも先に経済危機から抜け出すだろうと予測する。米国は今年下半期に経済低迷から抜け出し、それに伴い自動車消費も急速に伸びていくと指摘。米の自動車保有台数は2億台を超える。正常の状況下では、毎年廃棄される自動車は1千万台を上回る。この空白を埋めるだけでも巨大な市場となる。このため1カ月間の販売台数を見ただけで、中国が今年世界最大の新車の消費市場となると決めるのはまだ時期尚早だ。

米自動車調査会社のCSMワールドワイドが最近発表した報告によると、今年世界の自動車販売台数は前年比8%減の5680万台にまで落ち込むが、各国の金融政策が緩和され、消費者が自信を取り戻すに従い、2010年に世界の自動車販売台数は6080万台にまで増加する。CSMは今年米市場の自動車販売台数は1150万台にまで落ち込み、2010年には1360万台にまで回復すると予測する。

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