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中国、自動車大国への道のりはなお遠い
発信時間: 2009-02-13 | チャイナネット

▽中国は自動車社会に入ったばかり

董揚氏は、中国は自動車社会に入ったばかりだが、米国はすでに成熟した自動車社会だと指摘する。自動車の研究・開発、企業管理、市場規模、市場サービス、自動車文化など多方面においてまだ大きな格差があるという。

黄永和氏によると、今年中国の新車の販売台数が数の上で米国を追い抜いたとしても、米国の新車の平均単価は中国よりも格段に高いため、販売総額は米国を大きく下回る。その国の自動車市場の規模には、中古車の販売台数および自動車の保有台数も含まれる。自動車市場の比較的発達した国では、中古車の販売台数は一般的に新車の販売台数よりもむしろ多い。しかし中国では中古車の販売台数は新車の3分の1にすぎない。

米国の自動車保有台数は2億2500万台で、普及率は78.7%となっている。一方、中国の自動車保有台数は6000万台で、農業用車両を除けば5000万台にも満たない。普及率は5%未満だ。中国が世界一の自動車大国、世界の自動車強国となるにはまだ長い道のりがある。

「人民網日本語版」2009年2月13日

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