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中国の10大産業振興計画のポイント |
発信時間: 2009-02-26 | チャイナネット |
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(4)有色金属業:増値税還付率引き上げを他業界に先駆け実施 有色金属(非鉄金属)業の振興計画では輸出が重点ポイントの一つとなる見込みだ。政府はさきに実施した税収調整の中で、一連の金属製品について輸出入制限を緩和した。振興計画では、高精度銅管などの輸出増値税(付加価値税)還付率を現行の5%から13%に引き上げ、川下製品の輸入製品から国内製品への切り替え率が17%に達することを目指す。 (5)設備製造業:産業チェーン全体の発展を 設備製造業は川上から川下に至るまで極めて長い産業チェーンを有している。振興計画ではまず、基礎的部品を最重要点に位置づける。政府は今後、資金援助、国産設備購入における税金の優遇措置、研究開発費用の支援、再編合併の支持などの各方面において、より実際的な措置を打ち出して、産業チェーン全体の発展を促していく方針だ。 (6)繊維産業:国民生活とともに最重要視 綿花から服生地まで、服生地からファッション製品まで、繊維産業ほど長い産業チェーンを備えた産業は、中国には他にない。従業員数は約2千万人に達し、これほど多くの人員を抱える産業も他にはない。国民生活と基幹産業とを同時に発展させることにより、金融危機への対処の中で雇用の保障が最も重要なポイントであることが示される。 (7)物流産業:誕生間もなく「保護」が必要 物流産業は今回の産業振興計画で最後に組み込まれた業界だ。組み込まれるまでには紆余曲折があり、劇的な色彩さえ帯びて、一時は不動産業が代わって取り上げられ、物流産業は「落選する」とのうわさまで飛び交った。中国の物流産業は始まったばかりなので最後に取り上げられたに過ぎない。政府は金融危機が誕生間もない弱々しい物流システムに大きな衝撃を与えることを望んではいない。 |
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