ホーム>>経済>>視点
6つのデータからみる中国の経済情勢
発信時間: 2009-03-09 | チャイナネット

(3)物価:上昇率目標値4%

政府活動報告では、今年の消費者物価指数(CPI)上昇率の目標値を約4%に設定している。昨年の目標値を0.8ポイント、実質上昇率を1.9ポイント、それぞれ下回るが、一昨年の目標値よりは1ポイント高い。

重慶市発展改革委員会の楊慶育主任(全人代代表)によると、CPI目標値はGDP成長率の目標値と連動するものであり、当面のCPIの下落傾向を踏まえ、また積極的な財政政策と適度に緩和された通貨政策が中・長期的には物価上昇を推進する可能性があることを踏まえて打ち出されるものだ。

前出の楊支店長は「物価は全体的にみて、前半に下落し後半に上昇するとみられる。上半期には下落傾向が続くが、第3四半期(7潤オ9月)には安定し、第4四半期(10ー12月)にはある程度上昇する可能性がある。現在、物価は下落しており、国の資源類価格の調整改革に千載一遇のチャンスをもたらしている。これもまた物価の下落傾向を緩和する動力になる」と話す。

     1   2   3   4   5    


  関連記事
  同コラムの最新記事

· 温総理:いつでも追加景気対策を打出す用意ある

· 農業部:中国人は完全に自分を養える

· 政府活動報告で支持を明記 10産業にチャンス(2)

· 日本経済、問題は輸出だけなのか?

· 人民元の早急な国際化はしない 中央銀行副総裁