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『ガーディアン』:新中国の60年は申し分のないもの
発信時間: 2009-06-04 | チャイナネット

こうした中国全体の情勢に関わるマクロ面の報道のほかに、『ガーディアン』の記者は深圳の工場、甘粛省のゴビ砂漠、四川省の地震被災地などを訪れ、現代の結婚事情から熱烈な愛国心に至るまで、様々な問題に対する庶民の意識を探った。

中国社会科学院農村発展研究所の李国祥研究員は先月19日、『環球時報』の取材に応じ、「中華人民共和国の発展に対し、西側諸国は懐疑的な態度を持ち続けていたが、今回の『ガーディアン』の報道からは、少なくとも西側メディアが中国の発展を論理的に判断しとらえるようとする姿勢がうかがえる」と述べた。また、こうした変化の裏にある原因として、中国が紆余曲折を経て、国力を着実に高め、この数年で一層発展を加速させたことで、その世界的な影響力が向上し続けた点を指摘。特に、昨年の世界的な食糧不足と金融危機のような国際的な課題に対応する中で、中国の実力が突出していたことから、海外諸国の中国に対する認知度と注目度が高まったとしている。

さらに、西側メディアが注目する中国社会の発展の中に存在する問題について、李研究員は「中国に一連の問題、つまり都市と農村の発展格差や環境問題などが存在していることは確かであり、否定できない。しかし、これらは経済と社会の発展過程において現れた問題であり、中国は解決に努力している」と説明。その上で「中国は60年間の発展を経て、これまでにない開放的で自由な社会となり、影響力を有する世界大国に成長する中で、海外諸国の中国に対する注目度も高まっている。西側メディアの報道もこうした点を取り上げている」と指摘した。これに加えて「国情と価値観が異なるので、中国は西側諸国と全く同じ道を歩むことはできない。このため、今後も中国と西側諸国の協力関係は必ずしも順風満帆とはいかず、両者の衝突はたびたび起こるだろう」と述べた。

「チャイナネット」 2009年6月4日

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