市民の住宅購入をサポートする上海市公積金管理センターがこのほど発表した最新の調査結果によると、同市では若年層の62.27%が、住宅を購入する際の頭金を両親に出してもらいたいと考えていることがわかった。そのうち10.67%は実際に購入した際、両親に頭金を全額出してもらっていた。新華社が伝えた。
同センターがこのほど実施した住宅購入者・住宅ローン利用者2千世帯を対象とした無作為抽出のアンケート調査によると、サラリーマン層は公積金の個人向け住宅ローンを利用する人が多く、世帯年収が10万元以下の世帯が42.63%を占めた。10万元以上20万元以下の世帯は45.10%だった。また47.74%の人がローン返済資金の半分以上を公積金から借り入れており、32.29%の人がローン返済のプレッシャーが大きいと回答した。
同センターの調査報告によると、不動産価格が値上がりを続けているため、収入に限界がある若年層が住宅を購入しようとする場合、ますます「実家のサポート」に頼るようになっているのだという。
「人民網日本語版」2009年8月7日