5、工業管理方式は大きな変化を遂げ、経済構造は絶えず改善されている。
産業構造は調整を経て改善され、軽・重工業が占める割合が合理化し、重化学工業の戦略的地位はいっそう強化された。また、ハイテク産業は飛躍的な成長を遂げ、その規模は世界3位に躍進し、輸出額は世界2位に上り詰めた。情報産業、航空・宇宙、バイオ医薬、新材料を代表とするハイテク産業は中国の工業経済発展における新しいけん引役となっている。
6、計画経済から市場経済までの歴史的な転換を経て、中国の工業経済における企業の所有制構造に大きな変化が現れた。
全方位的な対外開放がされ、国際競争に積極的に参加するという構図が形成されつつあり、さまざまな経済要素が共に発展する新たな局面が形成されている。工業生産総額から見ると、2006年の国有及び国有持ち株工業企業、民営工業企業と「三資企業(合弁・合作・独資)」の比率はそれぞれ31.2%、37.2%、31.6%で、すでに「天下三分」となり、市場競争の洗礼を受けた中国工業は体制上においてもメカニズムにおいても一層市場化している。現在、中国の工業企業グループはすでに1833社に達し、保有資産は19兆6341億元で、一定規模以上工業企業(国有企業または年間売上高500万元以上の非国有企業)に占める比率は55.6%となっている。中央企業(中央直属の国有企業)を代表とするいくつかの国際競争力を備えた大企業グループは、国民経済の支柱産業の国の安全に関する重要分野において、引き続き国有経済としての統制力、けん引力と影響力を発揮している。一方で、中国工業において郷・鎮企業の成長は最も速く、重要な産業集積の役割を発揮している。
「チャイナネット」 2009年8月14日
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