▽インド・日本経済に進展はあるか
データによると、中国経済とインド経済の復興傾向は決定的だ。日本にも大きな希望があり、特に総選挙が終わって市場には信頼感が満ちている。今月10日から3日間にわたって行われるダボス会議(世界経済フォーラム)でも、アジア経済の復興情勢と今後の経済展望が重要な議題となり、アジアの経済刺激策がなぜこれほどはっきりとした成果を上げたのか、アジアの経済体がグローバル経済の中で新たな地位を獲得できるかどうかといった問題について話し合されることが予想される。
通信事業を手がける米ブルームバーグ合資会社が経済専門家27人を対象に行った調査によると、インド経済は第2四半期に加速度的成長を遂げたが、農業に今後モンスーンの影響を受けて生産能力が低下する可能性があり、経済の先行きには暗雲がたれ込めている。インド準備銀行(RBI、中央銀行)のスバラオ総裁が先週述べたところによると、経済成長の力不足や食品・商品価格の値上がりによるインフレリスクの上昇などが、中央銀行の基準金利調整をめぐる政策決定を難しくしている。
日本の総選挙で民主党が大勝したことは、アジア経済にとってはまさしく「鬼に金棒」だ。なぜなら、民主党はアジアに回帰し、日本と中国、日本と韓国との関係を強化することを一貫して主張し、「東アジア共同体」創設の構想を打ち出しており、これがアジア経済の推進に一層プラスになることは間違いないからだ。 |