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図們江地域の共同開発、中国の国家戦略に
発信時間: 2009-09-04 | チャイナネット

全国政治協商会議経済委員会と吉林省政治協商会議が共催する「長春・吉林・図們開放開発シンポジウム」が9月2日午前、吉林省長春市で開催された。

国務院は8月31日、長春、吉林、図們を開発開放の先導区とする図們江地域の共同開発を国家戦略に引き上げることを承認している。全国政治協商会議経済委員会と吉林省政治協商会議は、第5回東北アジア投資貿易博覧会の開催期間中に「長春・吉林・図們開放開発シンポジウム」を開き、計画の推進について話し合った。

図們江地域は東北アジアの中心に位置しており、日本海に最も近い中国内陸地域で、東北アジアの国際交流において重要な役割を果たしている。図們江地域協力には、中国の吉林省、遼寧省、黒竜江省、内蒙古自治区が含まれ、朝鮮羅先(ラソン)直轄市、モンゴルの東方省、韓国東部の港湾都市、ロシアの臨海辺境区の一部地域も含まれる。

1990年代以降、図們江地域の共同開発は国際社会で広く注目され、周辺諸国が積極的に参与するようになった。1992年、国連開発計画(UNDP)は図們江地域の共同開発プロジェクトを開始し、中国、ロシア、韓国、朝鮮、モンゴルの5カ国は国際協力に関する合意文書に署名した。また、UNDP図們江地域プロジェクト事務所を北京に設立し、国際組織、国と各級地方政府が共同で進める図們江地域の開発開放の枠組みが形成された。1992年以降、中国は同地域の開発を促進するために一連の支援策を打ち出し、20以上の部と委員会から成る図們江開発プロジェクト協調グループを組織し、1992年と1999年にそれぞれ『図們江下流の琿春地域の総合開発計画要綱』と『中国図們江地域の開発計画』を制定し、同地域の国際共同開発を大いに推進した。

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