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人民銀 適度な通貨緩和政策を続行
発信時間: 2009-11-12 | チャイナネット

中国人民銀行(中央銀行)が11日発表した「中国通貨政策執行報告(2009年第3四半期)」によると、同行は今後、中国共産党中央委員会および国務院の統一的計画に基づき、適度に緩和された通貨政策を引き続き実施していく方針だ。また、経済の安定的で急速な発展の維持、経済構造の調整、インフレ観測の適切な管理という3点間の関係を適切に処理し、金融リスクの予防・解消に注意を払い、金融の経済発展への持続可能な支援力を高めることを目指すとしている。

同報告によると、中国の経済発展は現在もなお、緩やかな回復という重要な時期にある。人民銀は適度に緩和された通貨政策を引き続き実施し、国内・海外の経済情勢や価格の変化を踏まえ、政策のリズムや力の入れ具合をコントロールし、政策の柔軟性と持続可能性を強化していく方針だ。

同報告によると、人民銀は今後、市場の流動性の合理性・適切性を維持し、資金貸し付けの合理性が高まるよう誘導する。経済金融情勢や外貨流動の変化に合わせて、通貨政策ツールの組み合わせ、期限の構造、操作の実施レベルを合理的に配分し、資金貸付の合理性の向上を促進する。貸付金の投入リズムを合理的に把握し、経済発展のバランスと持続可能性に対する貸付金の支援作用を強化し、金融システムの安定を維持し、商業銀行の円滑な貸付金投入を誘導することが必要だ。

また同報告によると、財政政策と通貨政策とのバランス配分をさらに強化し、投資計画を科学的・合理的に配分し、経済の構造調整と重点分野の改革を加速させ、民間経済の活力を強化し、有効な資源配分に向けた市場メカニズムの役割をより大きく発揮させ、モデル転換と調整を通じて経済成長の潜在力を高め、新しい内生的な成長パワーを形成することが必要だという。

「人民網日本語版」2009年11月12日

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