中華人民共和国の建国60周年を間近にひかえ、商務部の陳徳銘部長はこのほどメディアの集団取材に応える中で、「中国は必ずや中国独自の特色をもったビジネス発展の道を歩み、発展モデルを転換させ、構造を調整して最適化し、貿易大国から貿易強国への転換を真の意味で達成する」と述べた。中新社が伝えた。
建国の年に生まれた陳部長は、中国が徐々に開放に向かい、国内・海外の2つの市場や2つの資源の運用に習熟するようになり、経済の飛躍的発展という歴史的な進展を達成するのを身をもって体験してきた。たとえば、現在の貿易額は一日あたり平均70億ドルで、過去60年間に2500倍も増加した。中国は今や世界3位の貿易国で、今年はドイツを抜いて世界トップの輸出国になることも予想される。
陳部長は「対外開放を果たした中国は、自身が変わったと同時に、世界にも影響を与えるようになった」と指摘し、世界貿易機関(WTO)加盟後の中国は世界に約5兆ドル規模の市場を提供したと述べた。特に今年は欧米各国に代表団をたびたび送り込んで投資・貿易協力を推し進め、各国が金融危機の影響を緩和させるのを助けたという。