成都鉄路局によると、成都・重慶間で28日、最高時速200キロの高速列車(CRH)「和諧号」の運行が開始する。中国西南部での初の高速列車運行となる。「中国新聞網」が伝えた。
中国西南部で初めて高速列車が走るのは、成都・遂寧・重慶鉄路。遂寧・成都間は最高時速200キロ、遂寧・重慶間は最高時速160キロで運行される。成都・重慶間での「和諧号」開通は、西南部の鉄道が高速時代に入ったことを示している。
成都鉄路局は28日、国家鉄道部の計画に基づき、「D5102/1」「D5122/1」「D5104/3」「D5126/5」など成都と重慶北を結ぶ高速列車7対を新設する。列車番号につけられた「D」は、高速運行を示す「動車(dongche)」の頭文字だ。これに伴い、成都・重慶間を運行していた二階建て都市間特快列車「T8816/3」「T8814/5」と藍箭号特快列車「T8884/1」「T8882/3」「T8892/89」「T8890/1」「T8900/897」「T8898/9」、成都・南充間快速列車「K9510/09」は廃止となる。
成都鉄路局によると、Dシリーズ高速列車の開通は、成都鉄路局の旅客運搬サービスをより豊かにするものだ。Dシリーズは、特快列車・都市間列車・夜行列車・普通列車などと合わせて豊富な客運サービスを構成することになる。成都と重慶の市民が交通に使う選択肢が増え、すばやく便利で快適な旅行ができるようになる。
「人民網日本語版」2009年9月21日