指定国外機関投資家（QFII）の中長期投資を奨励するため、中国国家外貨管理局は10日、『指定国外機関投資家（QFII）による国内証券投資の外貨管理規定』を公布した。

『指定国外機関投資家（QFII）による国内証券投資の外貨管理規定』では、1機関当たりのQFII投資限度額を8億ドルから10億ドルに引き上げるとした。年金や保険、オープンエンド型ファンドなど中長期の投資を行うQFII投資家の元本凍結期間は3カ月に短縮される。

一方で、中国国家外貨管理局の『ファンド管理会社と証券会社による国内証券投資の外貨管理問題に関する通知』で、すでに指定国外機関投資家（QFII）資格を獲得している証券機関が2年以内に投資限度額を使用しなければ、外貨管理局は投資限度額を引き下げることもあるとされている。

「チャイナネット」　2009年10月12日