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今後10年の中国経済に関する10の予想(9)
発信時間: 2009-10-20 | チャイナネット

新中国成立からまもなく60周年を迎える。歴史の新たなスタート地点に立ち、今後の中国経済の動向を予想するため、新華社の経済アナリストは調査と研究を進め、人民元の国際化、新エネルギーの中国自動車業への影響、今後の中国のエネルギー消費構造、中国銀行業の発展動向、中国紡績業の見通し、文化・クリエイティブ産業の繁栄、インターネット生活の新段階、食糧需給のバランス、資本市場の深化、都市化発展レベルについて予測を出した。ここから、経済の国際化、産業高度化、市場深化が、中国経済の今後の発展の全プロセスを貫くことがわかるだろう。

動向その9:資本市場の国際化が進む 資本市場の国際化水準の向上により中国の世界資本市場におけるシェアと地位が高まる

触摸中国股市的脉搏

今後10年、中国資本市場の市場化、国際化がいっそう進み、「新興・軌道修正」の段階から成熟した市場という段階へと変化し、完備された多層的な資本市場の形がほぼ出来上がる。

中国資本市場は深く広く開拓され、株式、債券、商品先物、金融デリバティブ市場が全面的に発展し、市場レベルはより向上する。世界資本市場における地位と役割が絶えず高まり、中国の経済地位と同様に、世界資本市場を左右する国際化された資本市場となる。

今後10年、上海は世界でも有数の市場種類が比較的豊富な金融センターとなり、株式、債券、通貨、為替、商品先物、OTCデリバティブ、財産権取引などを含む金融市場体系が形成される。創業板(新興企業向け市場)が深センに創設され、同市場に上場する会社は中小企業に活力を与える。

2020年、上海・深セン市場の時価総額は80~100兆元に達し、現在の4倍となる。上場会社数は現在の1638社から5000社に増加する見通し。機関投資家が急速に発展し、うち、コモンファンド、投資ファンド、企業年金、保険基金、社会保障基金などの機関投資家は証券市場の約90%を占める。

10年後、債券市場の規模が株式市場を上回り、株式市場の2~4倍となる可能性もある。債券投資の国内金融機関の投資に占める割合は現在の10.8%から35%以上まで上昇する見込み。

より多くの大口商品の先物品種が次々に発売され、エネルギー、金属、農業、穀物、畜産品などの品種が充実する。株価指数先物、金利先物、債券先物、為替先物などの金融デリバティブも登場する。

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