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広東の「80後」――新疆支援で造詣を深める
発信時間: 2009-10-21 | チャイナネット

 

広東省肇慶旅遊局の「80後」(80年代生まれ)の女性幹部、劉慧さんは08年に新疆ウイグル自治区支援活動に参加し、ハミ地区伊吾県観光局の副局長に就任した。

04年に広州大学旅遊学院を卒業後、肇慶七星管理処に勤務。「観光管理の仕事に携わり、学んだことを活用できるので、非常に幸せです」と劉さん。

「私は新疆とチベット、この2つの場所に非常に憧れを抱いています。職場が新疆支援者の募集の通知を出した時、私は神経がいますぐにでもはじかれるような衝撃を感じたものです。通知には伊吾県観光局副局長募集、と書かれていました。同僚は私に一番適している、ある程度の管理経験があり、仕事への情熱もあると、言ってくれました。私はあのように美しい場所で観光紹介の仕事ができるなんて、とても素晴らしいことだと思いました。新疆への支援は造詣を深めることですし、貧しい地方のために何かをすることは、私の人生にとって貴重な財産となるでしょう」

劉さんはさらに続ける。「申し込みをする前、父に相談したところ、非常に素晴らしい仕事だと言っていました。二者択一を迫られる段階で、職場から家族の意見を聞くよう求められ、父に聞くと、私の決定を尊重する、母は別れるのがつらそうで、その晩は一睡もできなかった、と後で知りました。でも翌日の朝、母は分かった、同意すると言ってくれました。私は二人とも開明な人だと思っています。母からは、くれぐれも注意し、体を大切にし、一生懸命に仕事をし、無理してはならないと言われました。父と母は私が何かをする時は決まって自ら経験を積むよう励ましてくれていました。ですから、新疆行きを決定した時も支持してくれたのです」

「新疆に来る前、伊吾県に関する資料を数多く集めました。一部はインターネットで、一部は同僚が提供してくれたものです。肇慶の観光地・七星岩で仕事をし、観光管理である程度の経験があり、伊吾県も観光資源が豊かなので、仕事をこなす自信はありました。08年8月1日の皆既日食では、伊吾県は世界で最もよく観測できるところでしたので、多くの天文愛好家が集まり、彼らに宿泊施設の案内などをしたり、伊吾県を紹介したりするなど、私なりに努力を尽くしました」

「チャイナネット」 2009年11月

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