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北京を代表する医師に チベットで |
発信時間: 2009-10-21 | チャイナネット |
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北京市婦人産科院の医師、謝丹さんは08年の夏、チベット支援事業に参加することを決めた。だが、家からそこに行くまでどれほど大変なのか、知るよしもなかった。 「3歳の息子は出発した日に高熱を出し、その後、私を慕って3日3晩泣き続け、家族が肺炎になったと教えてくれました」 謝さんは現在、ラサ市婦人幼児保健院の医師。出産前の検査を厳格にする、先天・遺伝性疾病のスクリーニングを行う、帝王切開利用率を引き下げるなど、同僚に必要な業務指導を行っている。 「ラサでは、妊産婦の大半が病院での分娩を希望しています。毎日、出産前の検査を受ける人は100人前後に上ります」と謝さん。チベットの農牧民は、入院・分娩費用は無料。妊婦と付添いの人はそれぞれ30元、20元の奨励金を受け取ることもできる。 チベットを支援して7カ月。彼女にとって深く印象に残っているのは、「風景は美しく、人びとは質朴」。「患者の多くは牧畜地区から来た人で、漢語は話せませんが、私が北京から来た医師だと知ると、よく声をかけてくれます」 ラサに来てじき、謝さんは牧畜地区の産婦と出会った。「彼女は多少緊張ぎみで、年がいっているので、帝王切開するつもりでいたようです。検査してみて、私はやはり自力で出産しましょう、と励ましました。そして翌日。健康な男の子を出産しました。夫は感激のあまり私の手を強く握り、いつまでも放しませんでした」 チベットの美しい景色と民衆のやさしさと親しさによって、チベット支援幹部の故郷を思う気持ちはかなりおさまり、彼ら北京の人たちは次第にこの土地を愛するようになっていった。 94年に開かれた中央政府の第3回チベット工作座談会以降、各支援担当事業体が派遣した幹部は5陣、3700人余り。08年だけでも、北京や上海、山東などが5陣、約850人を派遣しており、7地区・市、74県(市、区)、自治区直属機関で3年間活動した。チベット支援幹部は志願制。30-45歳の人が大半を占め、配偶者自らが年老いた両親や子どもの世話をする重任を担っている。 謝さん「家族に有難うと、本当に言いたいと思います。非常に苦労しているのですから」と話す。3歳半になる息子さんは中国地図にあるすべての省をよく知っており、いつもチベット自治区を指しながら「ママはここにいるんだよ」と話すという。 「チャイナネット」 2009年11月 |
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