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日本経済に「失われた10年」ふたたび?
発信時間: 2009-10-22 | チャイナネット

米国は経済刺激措置をどのように終えるかを検討し始めているが、日本の新政府には依然としてこうした動きがない。ゼロ金利政策をやめ、大規模な財政刺激措置を終えたとしたら、日本経済はふたたび冷え込むのではないか。現在、政治分野では鳩山由紀夫新首相が奮闘し、前政権が失った権力を急速に手中に収め、自身の率いる民主党の仲間達に分配している。だが民主党の経済対策チームはまだ十分に活躍しているとはいえない。「国際金融報」が伝えた。

日本の国民は新政府が経済成長に向けた新措置を打ち出すかどうか、デフレの抑制や人口高齢化の問題を解決できるかどうか、日々固唾を呑んで見守っている。

日経平均株価指数は20年前の1989年12月29日に終値が最高記録を更新した。このことは日本が「失われた10年」に突入したことを示すシンボリックな出来事とされた。ある意味では、日本は2つの「失われた10年」を経験している。一つは1990年から2000年に至る時期で、経済危機による失われた10年だ。もう一つは現在だ。表面的には経済は安定し、危機は外部で発生したが、日本がふたたび失われた10年に突入している可能性はある。

米国は経済刺激措置をどのようにやめるかを検討し始めているが、日本の新政権には依然として何の動きもない。ゼロ金利政策や大規模な財政刺激措置をやめたとしたら、日本経済はふたたび冷え込む可能性がある。

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