高虎城副部長の話によると、自由貿易区の優遇措置をより効果的に利用するため、中国とASEANは、自由貿易区の優遇政策を広め建設能力を高めることを目的とした活動を行なった。中国側は今年4月、ASEAN諸国の自由貿易協定の利用能力を高めるため、昆明で「中国・ASEAN自由貿易協定の実施に関するシンポジウム」を開催した。今年7月には山東省で「中国・ASEAN自由貿易協定の実施会議」を開き、自由貿易区の建設推進について話し合った。現在、双方は「中国・ASEAN自由貿易区ビジネスポータルサイト」を共同で立ち上げており、企業に全面、迅速、確実、権威的な自由貿易区建設の情報と各ビジネス情報を提供することを目指している。そのほか、2010年1月には広西チワン族自治区の南寧市で「中国・ASEAN自由貿易区フォーラム」が開かれる。
高虎城副部長は、「自由貿易区の建設に伴い、ビジネス界に多くのチャンスと試練がもたらされる一方で、自由貿易区での作業、特に税関監督管理やサービスにはより多くの課題と問題が生じる。今回のフォーラムを通し、政府、企業、仲介機関の各関係者が交流を深め、情報を共有し、共通認識に達し、自信を持つことを望んでいる」と話す。
「チャイナネット」 2009年10月23日
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