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ジャガイモ生産大国の中国 明るい将来性
発信時間: 2009-10-23 | チャイナネット

国家馬鈴薯工学技術研究センターの孫慧生主任は「ジャガイモの収穫量と品質、種芋には密接な関係がある。種芋が良くなければ質量ともに良くない。ウイルスが一旦侵入すると、ジャガイモの悪化は深刻で、様々な症状が現れて収穫量が大幅に下がる。そのため一連の物理や化学、生物的な技術を利用して、種芋のウイルスを除去することにしている。この技術は6年前からジャガイモの主要栽培地で普及しており、作付面積の大きい畑では平均で30~50%生産量が増えた」と紹介する。

中国は世界一のジャガイモ生産大国で、栽培面積は世界の4分の1、収穫量は世界の5分の1だが、単位面積の収穫量は世界第92位と世界レベルには達していない。その原因はウイルスフリーの良品種が少ないためだ。中国農業科学院野菜花卉研究所の統計によると、全国でウイルスフリーの良品種の栽培が行われている面積はわずか20%で、先進国の多くは90%以上に達している。

国務院は4月22日、ジャガイモの原種生産に補助を実施すると発表した。内蒙古自治区のウランチャブ(烏蘭察布)市は、1万1800平方メートルのジャガイモのウイルスを除去する培養室や、約1.5ヘクタールの温室、1000ヘクタールの原種生産農地を設け、組織培養から温室栽培、原種育成、生産までの完備したシステムを作った。

2030年までに中国のジャガイモ澱粉の需要は300万トンに上ると予測されている。その時に中国はアジア太平洋地域および世界のジャガイモの生産や加工、貿易の中心地になり、ジャガイモ産業の未来は非常に明るい。

「チャイナネット」2009年10月23日

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