税関総署が11日発表した10月の統計データによると、今年1~10月の中国の対外貿易輸出入総額は1兆7554億9千万ドルで、前年同期比で19.9%減少した。うち輸出は9573億6千万ドル(同20.5%減)、輸入は7981億3千万ドル(同19%減)で、貿易黒字は1592億3千万ドル(同27.2%減)だった。
10月単月の対外貿易輸出入総額は1975億4千万ドルで、前年同期比で10.7%減。うち輸出額は1107億6千万ドルで、前年比で13.8%減。輸入額は867億8千万ドルで、同6.4%減。これで、単月の輸出額は4カ月連続の1千億ドル超となった。
主要貿易相手との貿易では、1~10月、欧州連合(EU)が引き続き第一の貿易パートナーで、貿易額は2924億2千万ドル(同18.7%減)。2位は米国で、貿易額は2393億6千万ドル(同14.9%減)、3位は日本で、貿易額は1823億4千万ドル(同19.3%減)。そのほか、ブラジルはわずかにインドを抜き中国第9の貿易パートナーとなった。同期の中国ブラジル間貿易額は347億6千万ドルで、同18.6%減。
輸出製品を見ると、1~10月の主要労働集約型製品の輸出減少幅がいずれも同期の輸出全体の20.5%減の水準を下回っている。輸入製品の中で、主要大口輸入製品の輸入量がいずれも一定の増加が見られた。うち、鉄鉱石は5億1千万トンで同36.8%、原油は1億7千万トンで同9.4%、大豆は3488万トンで同13.2%、それぞれ増加した。
「チャイナネット」 2009年11月12日 |