中国工業・情報化部運行監測協調局と中国社会科学院工業経済研究所が5日に共同で発表した『2009年中国工業経済運営秋季報告』によると、第1～3四半期、中国の主要業種の回復が加速化していることがわかった。

『報告』によると、原材料工業は投資にけん引され、回復ペースが加速している。

第1～3四半期、原材料の工業増加額は前年同期比で9.3％増加し、伸び率は第1四半期の5.1％から大きく拡大した。9月単月の伸び率は16.5％で、4月以降の単月伸び率は平均2ポイント以上のペースで拡大している。

設備工業は投資によるけん引と政策支援のもと、急速な伸びを維持。

第1～3四半期、設備製造業の増加額は同11.2％増となり、上半期と比べて2ポイント拡大。中でも、交通運輸設備は13.6％増で、上半期比4.8ポイント拡大、汎用設備は8.9％増、上半期比で1.6ポイント拡大した。