テーマパーク・上海ディズニーランドと関連施設を集めたエリアの第一期開発計画面積は約4平方キロメートルに上り、計画の中心であるディズニーランドは敷地面積が約1平方キロメートル、投資額は約250億元に上る。第一期開発期間は5-6年で、早ければ2014年にも上海ディズニーランドが開園する見込みだ。「新聞晩報」が伝えた。

米ウォルト・ディズニー社中国法人伝訊部の黄晨・高級経理は「ディズニーランドにはどれも独自の特色とテーマがある。上海ディズニーが最終的にどのようなものになるかは、しばらく待っていて欲しい。ただ期待を裏切らないことは請け合う」と話す。

▽「ミラクルワールド」の第一期設計

上海ディズニーランドの第一期開発では、「ミラクルワールド」という総合テーマをめぐって設計と建設が行われ、5つの個別テーマに基づくプレーゾーンが建設される予定だ。全体の敷地面積は1平方キロメートルで、上海の環境的特色に合致したディズニーコミュニティが建設される見込みだ。また「プーさんのハニーハント」や「スター・ツアーズ」といった20種類の主要アトラクションも設置されるほか、テーマパーク周辺には緑化された人工池、交通インフラ、レストラン、ホテルなどの各種サービス施設も建設される予定。

▽入場料は350元前後

ある業界関係者によると、既存のディズニーランドの入場料をみると、規模が大きくなるほど入場料が高くなる傾向がある。ここから推測すると、上海ディズニーの入場料は一日チケットで350元は下らないとみられる。上海ディズニーの全体計画や細部はまだ明らかになっておらず、年間フリーパスなどを含む各種チケットの価格には大きな変動の余地がある。

世界のディズニーランドは規模の大小によって入場料も様々だ。うち世界最大規模を誇る米フロリダ州オーランドのディズニーワールドは、7つのテーマ別プレーエリアから成り、各エリアの入場料は約80ドル、人民元に換算すれば約550元だ。東京ディズニーランドの1デーパスポートは約750元、夜間チケットはかなり割安になる。香港ディズニーランドの大人の入場料は約350元。リピーターを増やすことを考慮して、年間パスポートの価格は決定されるとみられる。

「人民網日本語版」2009年11月6日