発展の長期計画を制定　飛躍の新チャンスが到来

『計画』の認可は関中－天水経済区の発展を加速し、西部経済の新たな成長拠点をつくり出す上で持続的な原動力と貴重な発展チャンスを与えた。

経済区の新戦略と発展目標を制定。

『計画』では経済区を「全国内陸型経済の開発開放における戦略的要衝」、「科学技術資源の配置最適化のモデル基地」、「先進的製造業の重要基地」、「近代農業のハイテク産業基地」、「華夏文明を示す歴史文化基地」と位置づけている。この位置づけは、国の経済区に対する「高起点、高水準」という戦略構想を表している。『計画』では、経済区の経済総量が西北地区の経済総量に占める割合を2020年までに3分の1以上とすることが提起されている。また、1人当たりGDPを4倍以上にし、都市部と農村部の住民所得を大幅に増加させ、総合的な経済力を高め、経済区を全国の地域共同発展の重要拠点とし、経済の繁栄、山河秀麗、国民の富裕、社会調和を実現することが提起された。これらの位置づけと目標は国が初めて明確にしたもので、努力すれば達成可能で、達成しなければならない目標であり、経済区のニーズと発展動向にも合致している。

空間配置、重点産業、重大プロジェクト一体化の新措置を提起。

『計画』は経済区の資源環境、現在の開発程度、発展潜在力に基づき、機能区分を科学的に決定し、人口分布、生産力分布、産業分布、都市分布を合理化することを要求し、「一核、一軸、三輻」という空間発展戦略を打ち出した。そのほかに、西安市と咸陽市の産業と地理的優位を発揮すること、西安の国際化大都市を建設すること、陝西による西安・咸陽一体化に国家レベルで支援を提供することが提起された。『計画』は航空、設備製造、資源加工、文化、観光などの産業の発展と交通、エネルギー、水利、情報、市政などのインフラ建設についても明確な構想を打ち出しており、多くの重点建設プロジェクトを計画し、具体的な産業、プロジェクト、投資の発展目標を明確にしている。