銀行間市場の決済業務を行う銀行間市場清算所株式有限公司が28日、上海市で設立された。中国の金融市場システム整備の穴を埋めるとともに、上海の国際金融センターとしての集積効果・波及効果を増強するのにプラスになり、中国金融市場の安定的で健全な発展を推進するものとなる。

同公司は専門的な独立した決済機関として、主に金融市場に直接的・間接的な人民元・外貨建て決済サービスを提供し、決済効率をより向上させ、決済コストを引き下げるとともに、金融商品の刷新に必要な技術的支援を提供していく。また取引、決済、決算の相互独立の理念を実現し、銀行間市場の透明性を高め、市場取引や投資家のリスクに関する情報をタイミングよく、一層網羅的に獲得し、システム上の金融リスクをより着実に防ぎ、金融システムの安定を維持する上で役立つとみられる。

同公司は登録名称を「上海清算所」とし、中国外匯（外国為替）取引センター、中央国債登記結算有限責任公司、中国印鈔造幣総公司、中国金幣総公司が共同で設立した。登録資本金は3億元。

「人民網日本語版」2009年11月30日