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税関が澳門・大陸間経済貿易関係の急発展を証明
発信時間: 2009-12-18 | チャイナネット

2009年12月20日は、澳門(マカオ)復帰から10周年となる。澳門に隣接し、122年の歴史を有する広東省珠海の拱北税関は、「一国二制度」の澳門での成功と中国大陸部・澳門の経済貿易関係の深まりを証明している。税関総署のリードのもと、拱北税関は大陸・澳門の経済貿易と澳門の繁栄・安定維持の促進、税関監督管理サービスの向上、各種業務の改革深化、税関業務の制度革新、大陸・澳門の経済貿易の持続的発展の促進に着目している。

澳門復帰から10年で、拱北税関の業務は急速に発展し、大陸・澳門の経済貿易の往来にも大きな変化が見られた。2008年、両地の貿易額は約20億ドルで復帰前の3.6倍に、貨物輸送量は8000万トンで35倍となった。出入境者数は8000万人に達し3.6倍となり、両地間の旅客数としては中国全土の4分の1を占めた。これらの変化は、澳門が復帰後に大陸部との関係を徐々に深め、より緊密化し、大繁栄と大発展を実現したことを十分に示している。

通関方式を改革 通関が便利に

拱北税関は「ワンストップ式通関」、「広東・澳門直通車通関管理システム」、広東・澳門通過貨物管理、広東・澳門空陸一貫輸送、大陸・澳門税関検査結果の相互承認などの一連の重大改革措置を積極的に実施し、通関の便宜化促進に重要な役割を果たしてきた。

中央の戦略を実施し、CEPAの発展を促進

澳門がCEPA(中国大陸との経済・貿易緊密化協定)を実施して6年間で、拱北税関が通関検査を行い澳門から輸入したCEPA貨物は497口となり、貨物の総価額は全国の40%を占めた。統計によると、今年1~11月に拱北税関管轄区を通り澳門から輸入したCEPA貨物について、受益額は前年同期比4.5倍となり、過去最高を記録している。

澳門への民生物資の輸出を保障するため、特別ルートを開通

澳門の生鮮商品、水、電気、液化ガスなど民生物資は主に大陸部から供給される。澳門復帰から10年で、拱北税関が通関検査を行い澳門に輸出した生鮮商品は90万トン、総価額は4億3000万ドルに達し、澳門市民のスムーズで安全なライフラインが確保されている。

珠江・澳門間の工業パークの発展を支援 全天候型の通関ルートを開拓

拱北税関は、国による特殊政策「保税区、輸出加工区の税収政策及び専用通関」に基づき、政策のリードを強め、通関効率を高め、良好な投資環境をつくってきた。珠江・澳門間の工業パークの運営から3年で、珠海パークが取り扱った貨物量は13万7000トン、総価額8億4000万ドルに達し、業務量は毎年3.5倍の速さで増加している。

澳門の祖国復帰で珠江・澳門が融合し、関係が緊密化し、発展と繁栄を実現

拱北税関の業務量は急速に増加し、活気が溢れる近代的な税関となっている。10年間で、拱北税関が管理した貨物の総価額は3600億ドルに、貨物量は7億6000万トンに達した。出入境者数は6億7000万人、自動車は2323万台、関税徴収額は650億元。また、3万件以上の密輸事件を摘発、脱税額は145億元に達している。

拱北税関は、中央と税関総署の取り決めを徹底的に実施し、税関の監督管理とサービスの向上、業務改革の深化、通関方式の改革を進め、珠海横琴島の開発を全面的にサポートし、大陸・澳門の経済貿易の往来の促進、澳門の繁栄と安定に大きく貢献する考えを示している。

「チャイナネット」 2009年12月16日

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