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李克強副総理、ポスト危機時代の世界経済の発展で5つの提案 |
発信時間: 2010-01-29 | チャイナネット |
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世界経済フォーラムでで演説する李克強副総理 中国国務院の李克強副総理は28日、スイスのダボスで開かれている世界経済フォーラム(WEF)年次総会に出席し演説を行った。李副総理は演説の中で、国際社会は連携し、ともに未来を切り開き、世界経済の健全な回復と持続的な発展を促進すべきだと強調した。 李克強副総理は、国際金融危機への対応で中国が取った措置、効果、今後の経済発展政策について紹介し、次のように述べた。「国際金融危機は中国経済の長期的な上昇傾向を変えることはなかった。昨年を振り返ると、われわれは自信を持ち続け、苦難を乗り越え、中国経済の安定かつ急速な発展を維持した。中国には複雑な局面を解決する能力があり、今年も引き続き中国経済の安定かつ急速な発展を維持する。今後の見通しについて、中国には経済の長期的な安定かつ急速な発展を実現する条件がある。われわれは科学的発展観の要求に基づき、経済発展モデルの根本的な転換、経済構造の戦略的調整、内需拡大による経済成長の促進、技術革新と省エネ・排出削減による産業構造の合理化とレベルアップ、改革の深化と開放の拡大、発展モデルの改革を早急に進める」。 李克強副総理は、ポスト危機時代の世界経済の回復と持続的な発展について5つの提案を行った。 1. 危機克服で引き続き協力する。 グローバル化が進む中、各国の経済は互いに依存、促進し合い、各国の政策は互いに影響し合っている。世界経済が回復を実現してこそ、一国の経済回復を強固なものにできる。これまで、各国は手を携え合い、国際金融危機の深刻な被害を軽減させ、起こり得る衰退を阻止してきた。国際金融危機はまだ収束しておらず、景気回復の基礎もまだ固まっていない。回復が複雑化することを避け、回復に存在するリスクを軽減するため、各国は引き続き協力する必要がある。 2. 市場の一層の開放を進める。 国際社会はいかなる形式の保護主義も断固として反対し、承諾された事項を行動に移し、貿易と投資の自由化、利便化を進め、ドーハラウンドでより合理的でバランスの取れた結果が早急に得られるよう努め、国際社会の開放を進める。 |
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