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トヨタ社長、リコール問題で1日北京で謝罪
発信時間: 2010-03-01 | チャイナネット

▽根本的な品質問題の存在を否認

米議会の公聴会で、豊田章男氏はきつい非難や批判をすべて受け止め、車両の安全およびこれによる車の破損や死者が出たことに対し謝罪を繰り返した。しかし車両の突然の加速が原因だとは決して言わなかった。その説明によると、トヨタ車の突然の加速には2つの原因が考えられ、ひとつはフロアマット、もうひとつはアクセルべダルの問題でトヨタの電子制御システムとは関係がないという。

もしこれが事実ならトヨタは850万台をリコール・修理すれば事件は解決する。裁判や懲罰、賠償などの多くの問題が残っているが、少なくともトヨタ車には大きな欠陥がないことが証明され、時間の推移とともに元気を取り戻すことができる。

豊田章男氏のこの主張に対し、米議員らは懐疑的な態度を示している。米運輸省のラフード長官も「電子制御システムによる突然の加速の可能性は排除できない」と強調している。しかし豊田章男氏はトヨタの設計に問題はないと自信を示している。

米国側の懸念を解決するため、トヨタは25日、米自動車工業協会と電子アクセル制御システムを共同調査し、調査の客観性を高め、消費者の信頼を回復することを提案。これが実行され豊田氏の言葉が証明されれば、トヨタは弁解の余地がない現状を大きく改善することになる。

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