中国中央銀行である中国人民銀行の易綱副総裁は9日、金融危機から深刻な影響を受けた2008年と2009年の2年間、中国の外貨準備は外貨の資産価値を保った上で、相応の利益を上げていることを明らかにした。
易副総裁は「中国は外貨準備を運営する際、外資の流出入額や輸出入額、外国の債務などのバランスを調整しながら、市場の受容量も考慮している。また、中国は海外のリスクが高い金融商品を購入していない」と述べた上で、「外貨準備リスクの管理は依然として中国の外貨監督管理の重点となっている」と強調した。
「中国国際放送局 日本語部」2010年3月9日