国務院国有資産監督管理委員会(国資委)が16日発表したところによると、国務院の承認を受けて、中国新時代持ち株(集団)公司と中国節能投資公司がこのほど合併した。これにより中央企業(国資委が出資者の責任を負う、中央政府直属の国有企業)は128社から127社に減ったことになる。
中国新時代持ち株(集団)公司は1980年の設立。国防・軍需工業分野に軸足を置き、軍民の結びつき路線を堅持し、国防科学技術工業の発展に向けたハイエンドサービスやハイテク製品を提供する総合グループだ。中国節能投資公司は中央政府が直接出資して設立された、国内で唯一の省エネ・汚染物資排出削減を主業務とする環境保護企業。現在は全額出資子会社93社を傘下に抱え、従業員数は2万人に上り、中国省エネ・環境保護分野で最も特色ある、最も競争力を備えた産業投資グループであり、集積サービス運営企業だ。
国資委の計画によれば、2010年には中央企業数が80-100社まで減少する予定で、残った中の30-50社は国際競争力を備えた大企業グループになる見込みだ。02年の国資委発足時の中央企業数は196社だった。
「人民網日本語版」2010年3月17日