中国政府ネットが6日に公布した『国務院の立ち遅れた生産能力淘汰の取組みの一層の強化に関する通知』によると、中国は今後、電力、石炭、鉄鋼、セメント、非鉄金属、コークス、製紙、製革、印染の9つの業種で立ち後れた生産能力の淘汰に一層力を入れることがわかった。
発表によると、2010年末までに、電力業では小型火力発電ユニット5000万キロワット以上を淘汰する。石炭業では資源の浪費、環境の汚染につながる小規模炭鉱8000カ所を閉鎖し、生産能力2億トンを淘汰する。コークス業では、炭化室の高さが4メートル30センチ以下の小型コークス炉を淘汰する。
そのほか、2010年末までに、鉄合金業とカーバイド業で出力が6300キロボルトアンペア以下の鉱熱炉をすべて淘汰する。鉄鋼業では2011年末までに、400立方メートル以下の製鉄用高炉、30トン以下の製鋼用転炉と電気炉を淘汰する。
『通知』では、非鉄金属、軽工業、繊維業の2011年末までと、建築材料業の2012年末までの立ち遅れた生産能力の淘汰目標も明確にされた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年4月7日