国土資源部が9日に発表した「2009年中国国土資源公報」によると、2009年の地質探査活動への投資額は765億3千万元、新たに発見された大・中規模の鉱産地は398カ所に上り、約10年ぶりに記録を更新した。
09年には全国の主要鉱産資源の新たに確認された埋蔵量がそれぞれに増加した。石油は11億2千万トン増加し、中華人民共和国の建国以来、新規確定埋蔵量が4年連続で10億トンを超えたのはこれで7回目となった。天然ガスは7234億立方メートルが新たに確認され、過去最高を更新した。鉄鉱は35億2千万トンが確認された。
国は昨年、25省の鉄、ボーキサイト資源の潜在力に関する分布・規模を全面的に把握し、鉄鉱整備調査区として遼寧省の鞍山-本渓エリア、河北省の冀北エリア、四川省の攀枝花エリアを、またボーキサイト整備調査区として山西省の興県-沁源エリア、貴州省の務正道エリア、広西チワン族自治区の田東-平果実エリアをそれぞれ画定したほか、鉄鉱の重要鉱脈探索区25カ所とボーキサイトの重要鉱脈探索区18カ所を確定した。全国31省・自治区・直轄市における鉱業権の野外測定も完了した。また探鉱権2万2200件と採鉱権5万5千件に全国統一の番号がふった。09年に入札・競売・公示などの方式で譲渡された探鉱権は580件(譲渡価格19億1300万元)、採鉱権は955件(同38億2200万元)に上る。
「人民網日本語版」2010年4月12日