中国、製品油の高価格時代に突入

タグ: 中国 製品油 価格 物価 CPI

発信時間: 2010-04-14 15:49:33 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国、製品油の高価格時代に突入

中国の製品油価格が5カ月ぶりに調整された。4月14日零時から、国内のガソリン価格とディーゼル油価格は1トン当たり320元ずつ引き上げられ、90号ガソリンと0号ディーゼル油の小売価格(全国平均)はそれぞれ1リットル0.24元と0.27元値上がりした。

計算してみると、今回の製品油価格引き上げは、当月の消費者物価指数(CPI)に直接影響し、前月比で約0.07ポイント上昇する。間接的な影響はそれよりやや多いが、全体的な影響は少ない。しかし、今回の引き上げで、国内各地のガソリンとディーゼル油の小売価格は、過去最高まで上昇した。専門家は、「今後、国際原油価格は段階的に上昇する可能性もあり、国内原油価格の引き上げ圧力も徐々に高まる」と話す。

「中国は製品油の高価格時代に突入したと言っても過言ではない。国際原油価格が年内に100ドルまで上昇すれば、不思議なことでもない」と、アモイ大学中国エネルギー経済研究センターの林伯強主任は述べる。

今年2月中旬以降、世界経済の回復などの要素に影響され、石油の需要は上昇し、国際原油価格も上昇し続けている。3月以降は1バレル80ドル以上を維持し、4月6日のWTI原油先物価格は1バレル86.84ドルをつけ、1年半ぶりに最高値を更新した。

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