「アジアの声」を世界に発す博鰲フォーラム

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発信時間: 2010-04-13 13:30:22 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

博鰲(ボアオ)アジアフォーラム2010年年次総会が4月9日から11日まで、海南省のボアオで開かれた。会期中、多くのテーマ別討論が行われ、政府高官や専門家、学者、商工業関係者らは各自異なる角度から意見を述べ、関心が寄せられている問題について討論した。

周小川総裁:人民銀の最も重要な責任は貨幣価値を安定させること

中国人民銀行の周小川総裁は、次のように話す。人民銀の最も重要な責任は貨幣価値を安定させること。すなわち、インフレの出現を回避し、貸付の過度な増加を防ぐことだ。これは非直接的な方法で発展を促進し、発展の余地をより広げることになる。

人民銀の2つ目の役割は金融市場を安定させ、金融市場の流動性を維持すること。すなわち、貯蓄を生産や事業、サービスに必要な資金に変えること、。これは資金供給における主な手段の一つである。また3つ目の役割は、人民銀とその他の通貨機関が協力し、金融市場のリスクに注目し、リスク回避に努めることだ。

パー・オストベルグ氏:ボルボはローカライゼーション管理者に頼っている

ボルボのシニアバイスプレジデントであるパー・オストベルグ氏は、海外買収についてこう話す。文化面は非常に重要で、新しい国、新しい企業の文化を理解して初めて成功することができる。私たちはローカライゼーションの管理者に非常に頼っている。他国で現地企業を自由自在に操ることができると考えているのであれば、それは甘く考えすぎだ。ローカライゼーションの管理者による企業サポートが必要である。わが社は180以上の国・地域で業務を行っているが、こういった企業は現地の業務管理における知識と経験を積む必要がある。これは時間がかかる。しかしこれらを積むことができれば、それは非常に重要な競争の優位となる。異なる市場条件において、国が違えば、状況も違う。中国、アジア、日本の状況は違う。そのため、ローカライゼーションの管理経験を積むには一定の時間がかかる。

わが社はスウェーデンで2社の企業を買収したが、自国での買収も容易ではない。すべて同じスウェーデンの文化だが、実際に買収してみると海外買収より楽というわけでもない。

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