林伯強氏は次のように話す。「国際原油価格が再び高値となれば世界経済にとって打撃となる。特に、2009年、中国の石油の対外依存度が前年比で2.5ポイント上がり53%に達し、過去最高となったことに注意すべきだ。国際原油価格の変動による国内市場への影響も拡大している」
「世界で石油の対外依存度が最も高い国は米国で、62%に達している。中国の石油の対外依存度が毎年2%上昇すれば、中国は2015年には米国を超え、約65%となる。これは非常に危険だ。中国は石油の対外依存度を50%に抑える必要がある。62%は警戒ラインだ」
2008年、国際原油価格が80ドルから140ドルに上昇するまでは数カ月しかかからなかった。原油の高価格に対し、中国は危機意識を強め、今から行動を開始する必要がある。今後の中国の石油戦略は、主に財源を開拓して支出を抑えることである。そのほか、電気や新エネルギーなど、石油の代替エネルギーを積極的に模索する必要がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年4月14日