エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)とフィデリティ・インターナショナルが13日に発表した調査報告によると、世界の資金は現在、西から東に流れており、中国は今年、アジア市場において機関投資家による投資伸び率が最大となり、韓国と台湾がそれに続く見込みだ。欧州機関投資家の57%、アジア機関投資家の56%が、「中国への投資を増加させる」と答えている。また欧州機関投資家の47%、アジア機関投資家の49%がインドへの投資を増加させるという。
同調査は、EIUとフィデリティ・インターナショナルが欧州とアジアの法人機関100社あまりに行った共同調査。調査結果によると、アジアに対する投資の比率は今年、明らかに増加する見込みだ。中でも、新興市場の中国とインドは、投資伸び率が最大の市場となるという。
世界各地の機関投資家がますますアジアという戦略的資産配分に適した、魅力的な投資市場に目をつけている。このため、資金移動の動きはますます大きくなるだろうとフィデリティ・インターナショナルは予測する。回答機関の多くが、アジアでは全ての資産タイプにおいてリターン(収益)が欧米市場よりも高いと認識している。
「人民網日本語版」2010年4月14日