国産大型旅客機「C919」プロジェクトの▽液圧システム▽燃料システム▽空気管理システム▽補助動力装置(APU)▽照明システム--のサプライヤーが14日に確定し、年末のデザイン案完成に向けて道が整った。「上海証券報」が15日に伝えた。
大型旅客機「C919」の5つのシステム・設備の協力意向書が14日、江蘇省南京で正式に署名された。これにより、中国大型旅客機プロジェクトのサプライヤー選択作業および、国内外のサプライヤーとの協力がまた一つ、新たな成果をあげたこととなる。
署名式典では、▽中航工業と中国商飛、米Parker Aerospace社が液圧・燃料システムの協力意向書▽中国商飛、ドイツLiebherr社が空気管理システムの協力意向書▽中国商飛、米Honeywell社がAPUシステムの協力意向書▽中国商飛、米Goodrich社、江蘇省トウ明公司が外部照明システムの協力意向書--にそれぞれ署名した。
大型航空機プロジェクトは約20のシステムからなる。うち、エンジンと機内システムは、最も高い技術が求められる部分だ。エンジンと機内システムのうち、半分はすでにサプライヤーが確立しているが、フライトコントロールシステム、電源、電力設備、酸素システムなどは今年中にサプライヤーが確定する予定。
「人民網日本語版」2010年4月16日