国家発展改革委員会は29日、今年の西部大開発は、(1)西部における地域経済の安定した比較的速い発展の保持(2)継続的なインフラ建設と生態環境建設の強化(3)農業と農村の発展基盤の強化(4)特色ある優位な産業の発展(5)社会事業の発展と民生改善の積極的な推進(6)改革開放の強化(7)震災復興・再建の完成―の7つの業務に力を入れていく方針を紹介した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
今年は西部大開発戦略が始まって以来最も重要な年となる。西部大開発を着実に推進する上でも、経済回復をより確実なものにする上でも、地域が協力して発展を促進する上においても重要な意義がある。
西部における地域経済の安定した比較的速い発展を保持しようと、政府は総合基準や実施細則の制定を話し合い、西部大開発の政策措置を着実に実行するための、西部大開発戦略の実施に関する若干の意見をまもなく公表する予定だ。中央財政は今後も継続的に西部地域への無償支出や特別資金などの支援を強化し、民生事業や生態環境、インフラ、産業構造調整、震災復興・再建などへの投資を重点的に増加していく考えだ。
すべての機能が整い、安全で高効率な現代化インフラシステムの構築に向け、西部地域は国家高速道路網の西部区間および西部開発の幹線道路8本の建設を推進し、省間、都市間の道路を貫通させるなど総合交通網をいっそう整備するほか、重点水利事業の建設およびブロードバンドや3Gネットワークなどの情報インフラ構築、パイプライン網や電力網などエネルギーインフラの建設も今後さらに加速していく方針だ。
「人民網日本語版」2010年4月29日