国家観光局は4日、今年の労働節(メーデー)は上海万博の開幕と重なったため、各地で旅行への意識が高まり、観光市場は更なる盛り上がりを見せたとの見解を発表した。
統計によると、北京、上海、重慶など、13の重点都市を訪れた観光客は前年同期比23.3%増の計2544万8千人にのぼり、観光収入は同24.7%増となった。
今年のメーデー休暇で最も人気だったのは上海万博ツアーだ。これに伴い、上海周辺の長江デルタ地域を訪れる中・短期ツアーも人気を集めた。各主要都市の旅行社・旅行サイトの情報によると、メーデー休暇期間における万博ツアーへの参加人数は、その他のツアーの参加人数を大きく上回っている。
また、海外観光客による中国への観光もメーデー期間、さらに盛り上がりを見せた。5月2日、上海浦東国際空港の利用者数はのべ5万人以上に達した。うち、入国者はのべ1万5千人で前年同期比18%増、海外からのツアー数は同約2倍となった。
「人民網日本語版」2010年5月5日