4月、中国が貿易黒字に転換

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発信時間: 2010-05-11 17:39:18 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

今年4月、中国の輸出額は1199億2千万ドル、輸入額は1182億4千万ドルに上り、16億8千万ドル(前年同月比87%減)の貿易黒字となっって、中国は貿易黒字国に「復帰」した。

今年1-4月の最大の貿易パートナーは引き続き欧州連合(EU)で、EU・中国間貿易額は前年同期比34.6%増加の1377億7千万ドルに達した。

市場で予測された貿易赤字の継続という局面は出現せず、中国は今年4月に再び貿易黒字国となった。税関総署が今月10日に発表したデータによると、4月の輸出入額は2381億6千万ドル(前年同月比39.4%増)、輸出額は1199億2千万ドル(同30.5%増)、輸入額は1182億4千万ドル(同49.7%増)で、16億8千万ドル(同87%減)の貿易黒字となった。

今年3月の対外貿易は輸入が輸出を72億4千万ドル上回り、約6年ぶりの貿易赤字となった。現在の輸出の好転は、主に海外ニーズが回復的な伸びを示していることによる。

対外貿易データの中で特に注目を集めるのは、大口商品の輸入状況とその価格情勢だ。あるデータによると、今年1-4月の鉄鉱石輸入量は2億1千万トンで前年同期比11.6%増加し、平均輸入価格は1トンあたり100.3ドルで同27.2%上昇した。大豆輸入量は1523万トン(同9.9%増)、平均輸入価格は1トンあたり452.1ドル(同13.3%上昇)だった。オーストラリア・ニュージーランド銀行中国経済研究部門の劉利剛総監は「中国の大口商品輸入価格の前年同期に比べての上昇傾向は明らかで、中国が引き続きインフレ状態にあることがわかり、このことが今後数カ月間、消費者物価指数(CPI)を押し上げるとみられる。中国が打ち出した不動産業を対象とした一連の調整・抑制措置により、鉄鋼などの産業に一定のマイナス影響が生じ、短期的には鉄鉱石などの大口商品に対するニーズが抑制される可能性がある」と話す。

主要貿易パートナーとの二国間貿易をみると、今年1-4月も引き続きEUが一番目のパートナーで、貿易額は1377億7千万ドル(同34.6%増)に達した。米国との貿易額は1071億8千万ドル(同25%増)。日本は東南アジア諸国連合(ASEAN)をわずかに上回り、貿易額は886億6千万ドルに達して同37.5%増加した。

「人民網日本語版」2010年5月11日

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