第2回中米戦略・経済対話を主宰した中国の王岐山副総理(前列右)とヒラリー・クリントン国務長官(前列左)
中国の胡錦涛国家主席の特別代表を務める王岐山副総理と戴秉国国務委員、オバマ大統領の特別代表であるヒラリー・クリントン国務長官とティモシー・ガイトナー財務長官が主宰した第2回中米戦略・経済対話は25日に閉幕し、両国は経済協力を強化し、強力でバランスの取れた持続可能な世界経済の成長を促進することを承諾した。また双方は、財政・通貨と構造の改革、貿易と投資、金融市場の安定と改革において多項目の合意に達した。
中国は消費を促進するための財政・通貨政策を実施し、引き続き構造改革を進め、消費の経済成長における役割を拡大する。米国は、財政政策の重点を需要維持と就職サポートから、連邦政府の中期的な財政赤字の減少と長期的な財政安定に移す。中米は国内需要と関連価格に関する政策の調整を共同で進め、持続可能なバランスの取れた貿易の成長を促進する。
また、中米合同商業貿易委員会(JCCT)の一種の協力という形で、米国が中国の市場経済国としての地位を早期承認する方向で合意に達した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年5月26日