世界観光業界の集い

タグ: 世界 観光

発信時間: 2010-06-03 10:26:29 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

                                                    林国本

先般、世界の観光業界の人たちが北京に集い、これからの観光業界の将来について話し合った。

中国は観光資源の豊かな国で、三千年の文明の歴史のある国でもあり、東北地区のウィンター・スポーツの盛んな地域もあれば、海南島のようなマリーン・スポーツの盛んな、中国の「ハワイ」といわれるところもあり、観光業にとっては、まれに見る国と言っても過言ではない。

さいきん、経済力の増強、生活水準の向上もあって、国内旅行、国外旅行ともに盛んになっている。北京の街角ではよく、旗振り役のガイドさんの引率のもとで、何十人という地方からの観光客が列をなして歩いている姿を見かける。二十年ぐらい前はこれは日本観光客の特色のひとつであったが、さいきんは中国人の国内観光にも、このシステムが導入されている。

ここ数年、国外観光も盛んで、知人の子供なんかは、モルジブ、バリ島に何回も行っている。日本への観光も人気で、とにかく「非誠勿擾」(日本では「狙った恋の落とし方」)という映画のおかげで、北海道旅行がブームになったことが日本の新聞でも伝えられている。私事で恐縮であるが、私も仕事で日本に長期滞在していた頃に、休暇を利用して北海道をほとんど一周したことがあるので、こういう記事を見ると、いろいろと思い出すことが多々ある。とくに私が「自慢」しているのは、日本人の友人の案内で、別海平原の牧場をつぶさに見学し、一般の人があまり見学することのできない牡牛の「帝王切開」までガラス越しで見学させてもっらたことがある。一部日本人にこの話をすると、「日本人でもそんなところを見学した人はごくまれでしょうね」と言うので、鼻高々の気分を味わったことがある。ちなみに、私のその日本人友人は獣医さんだったのだ。私にとってひとつだけ思い残すことは、諸事多忙で歌曲「知床旅情」で知られた知床まで足を伸ばすことができなかったことだ。いずれいつの日か、と思っていたが、寄る年波で、カゼを引きやすい体質なので、これは永遠の夢となることであろう。

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