国家質量監督検験検疫総局(質検総局)が2日明らかにしたところによると、広汽本田汽車有限公司(広汽ホンダ)はこのほど、今月3日より2009年6月22日から2010年5月19日の間に生産したミニバン「オデッセイ」をリコール(回収・無償修理)することを決定した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
今回のリコール対象車は、一部に組立過程でパワーステアリング用ホースの固定が不十分だったという問題があり、ホースがはずれてオイルが漏れると、パワーステアリングが重くなるとともに、漏れたオイルが排気管につくと、エンジン部分から煙が出る恐れがあるといい、安全性に問題がある。広汽ホンダは対象車を無料で点検し、問題がある車両はホースを固定する処理をするという。
広汽ホンダは特約販売サービス店を通じ、書簡や電話などの方法で顧客に通知し、来店して無償修理を受けるよう促すという。顧客は同社の顧客サービスホットライン(800-830-8999、400-830-8999)や特約店のホットラインに電話して問い合わせることができる。また質検総局のサイトや質検総局欠陥製品管理センター、中国自動車リコール網に登録したり、質検総局欠陥製品管理センターのホットライン(010-59799616、65537365)に電話したりして情報収集することもできる。
「人民網日本語版」2010年6月3日