中国銀聯は9日、今年5月末現在、2010年中国(上海)万国博覧会(上海万博)をテーマとする銀聯カードの発行枚数が420万枚を突破したことを明らかにした。
銀聯が中国交通銀行と共同で発行する万博テーマの銀聯カードには、クレジットカード、ゴールド仕様のカード、パビリオンをテーマとしたカード、接触式カード、非接触式カードなどさまざまな種類のカードがある。うちゴールド仕様カードは350万枚、パビリオンテーマのカードは20万枚がそれぞれ発行された。クレジットカードは50万枚以上発行され、プリペイドカードの累計チャージ額は1400万元を超えた。
非接触式のICチップカードは、万博会場で少額の支払いを迅速に行いたいという国内・海外観光客のニーズに応えたもので、現金を携行したり小額紙幣を両替したりという面倒を解消できる、期間限定発行の新カードだ。あらかじめ銀行に預金しておけば、上海地区の非接触式ICチップカードに対応したすべてのPOS端末で利用できる。現在、端末数は1万5千台を超え、少額・サインレスのスピーディな支払いニーズにばっちりと対応している。
ある統計によると、万博開幕以来、上海地区で行われた銀行カードの取引件数は4110万件で、取引額は466億元に上る。万博会場内だけでPOS端末利用の取引件数は54万4千件、取引額は2億1475万元に上ったほか、現金自動預け払い機(ATM)での現金引き出し件数は6万件に迫り、引き出し額は4800万元を超えた。
「人民網日本語版」2010年6月10日