騰訊科技(深セン)有限公司が、パソコンの入力方法をめぐり不当な競争を行っているとして北京捜狗科技発展有限公司と北京捜狗信息服務有限公司を訴えた裁判で、このほど一審判決が下った。北京市第一中級人民法院(地裁に相当)は被告の2社が不当な競争を行っていると認定し、原告の経済的損失を賠償するために2社に24万元の支払いを命じた。「北京青年報」が伝えた。
騰訊によると、被告は捜狗ピンイン入力法に特定のプロセスを組み込み、利用者が騰訊のQQピンイン入力法を搭載している場合には、「捜狗入力法管理器」と名付けた入力方法の修復プロセスが自動的に立ち上がり、利用者に入力方法の「修正」を求めるメッセージが表示され、入力方法のリストにあるQQピンイン入力法が削除されるようにしたのだという。また被告は利用者の計画管理画面に特定の仕掛けを施し、毎日午後4時になると入力方法の「修正」が必要だと表示するようにし、利用者がリスト中のQQピンイン入力法を誤って削除するように誘導したのだという。
「人民網日本語版」2010年6月23日