報告ではまた、今後5年間に製造業競争力指数で世界をリードするであろう経済体として、メキシコ、ポーランド、タイを挙げた。また中国だけでなく、インドと韓国も今後5年間は現状を保ち、競争力トップクラスをキープするだろうと予測した。
一方、20世紀末に製造大国だった米国・日本・ドイツの競争力は、今後5年間で下降し、その他の西ヨーロッパ諸国も同様の試練に直面するだろうと見られている。ユーロの動揺も、この問題を激化させている。
ただ、DTT米国のCraig Giffi副会長は、「たとえ中国、インド、韓国が台頭し、他国の競争力が再び調整されたとしても、米国・ドイツ・日本の競争力は依然として非常に強いままだろう」としている。
「人民網日本語版」2010年6月25日